アメリカに続き、カナダでも危険物の鉄道輸送に関する規制強化がされることになりました。
原油や発火性の高い液体などの輸送を行う鉄道車両について新たな区分を設けて、規制するため、順次新たな規制に沿った車両が導入されることになりそうです。
本規制によるコストは年間9000万ドル(約100億円)、20年間の現在価値で1000億円を超えるようですが、過去の甚大な事故の被害額と比較して、規制による事故予防等のメリットがコストを上回ると試算されています。規制の順守時期について大陸でつながる米国と調和されているようです。
なお、オランダでも危険物の輸送ルールの国際基準との整合化が進められ、7月から2015年版のEU基準が適用されるようですが、こちらは一部簡便化されるものもあるようです。