オランダのインフラ環境省では、2024年までに屋外に露出しているアスベスト建材を、所有者負担で除去することを義務づける制度を制定することを公表しました。
企業、個人を問わず、屋外にアスベスト含有建材の屋根等がある場合には
2024年1月1日までに除去しなければならないということで、来年から補助金が出されるようですが、将来的に違反している場合には自治体が罰金を課すこともあるということです。
アスベストは90年代初期から使用が禁止されていますが、EU全体では2005年以降禁止され、オランダでも各種規則等が整備されています。しかしながら、1994年以前の製品等には使用されていたため、今回のオランダの規制は、これらのうち屋外の屋根等に使用されているものを対象にした一歩踏み込んだ規制となっています。
同国内の2005年の法制度を改訂するようですが、最終文書はこれから公表されるようです。
最近、欧州の他国や米国でも工事中のアスベスト対策について規制の更新や明確化等の動きが出ています。