金融庁:「ガバナンス・コード(案)」の公表

12月12日に、金融庁から企業のコーポレート・ガバナンスに関する原則として「コーポレートガバナンス・コード(案)」が公表されました。1月下旬までパブリックコメント期間となっています。

今年2月に公表された、投資家向けの「スチュワードシップ・コード」に続き、持続的な成長に向け、日本の上場企業等を中心とした企業統治の原則を示したもので、これまで示されてこなかったいくつかの考え方が紹介されています。

「原則主義」と共に、このコードを”順守するか、しない場合にはその理由を説明する”という”Comply or Explain (コンプライ オア エクスプレイン)”という方針も示されました。

また、株主以外のステークホルダーも重視し、環境問題や社会問題などのESG(環境・社会・ガバナンス)の取組にも積極的・能動的に対応する方向性が示されています。上場企業のガバナンスの強化となるようで、今後どのような形で最終的に決定されるのかが注目されます。