中国でのコンプライアンス

世界各国で環境規制の改正や新たな制度化が続いていますが、先週参加した中国でのコンプライアンスに関するセミナーでは、グローバル経済における”規制と競争力”について示唆に富んだコメントがありました。

以下は香港のアメリカ商工会議所代表からのあいさつの一部です。

・世界経済はグローバル化しており、競争が激しくなっている。
・規制は変わり続ける。→ 変わらないことは、”変わる(Change)”という事実だけ。
・生涯にわたって、変わり続ける規制の習得を続けることが現実になっている。

これまでの意識を変え、ビジネスを行う市場環境の情報として、規制情報を更新して社内教育を続けることが唯一の解決策だと言っていました。

中国での基準は、現在GBと呼ばれる強制基準が約27,000、推奨基準が約77,000あり、これ以外に地方基準が20,000以上あり、一部では統合化・簡素化が進められているようですが、重複基準や整合性が取れていないものもあるということでした。

環境関連では、2015年1月から改正環境保護法が施行されますが、これ以外も変更される環境規制があり、様々な業界で規制の変更や強化が進められています。
サプライチェーンの選定には、”安全”、”コンプライアンス”が重視される時代になりそうです。